2012-01-01から1年間の記事一覧

looking forward to it

目が悪い。小学校4年生くらいから眼鏡をかけ出したから、もうかれこれ眼鏡歴も12、3年という事になる。スポーツ選手だったら頼れるベテランとしてもう引退も視野に入れた中堅所、芸人や落語家とかだったら力を付け出してきて「さあこれから」という頃合だろ…

離乳食が止まらない

人が新しく何かを始める、という事は簡単な様で意外に難しい。しかも「歳を取れば取る程、それが難しくなる」という素敵な条件も付いてくる。時間、金、労力などのリスクを踏まえつつ日々と折り合いを付けて上手くやっていくには、という風に考える時点で、…

楽して2億

今日はランドセルの話をしようと思っているのだが、「楽して2億」というタイトルを考えた途端に、私の「楽して2億稼ぎたい細胞」が非常に活性化してしまった。ランドセルの話もしたいのだが、どうしても手が震える、足が震える、唇が震える。収まりがつくま…

呼ばれたのに「本当に来たの」

「闇とトモダチになるんだ・・・」と真っ暗闇の中、瞳孔が開いた目で呟いた記憶も全く無いのだが(もう一人の『ボク』に記憶が乗っ取られていなければの話だが・・・)いつの間にか、すっかり夜型の生活リズムが身についてしまった。朝方眠って、昼前に起き…

you can say that again

新潟の雪深い地域で産まれ育った私の生活において雪は切っても切れない物だ。頼んでもないのにまあ毎年降ること降ること。1月にも入れば朝起きて見ると2mは積もっていたなんて当たり前。家屋の1階部分は完全に雪で埋まり、人の住んでいない空き家なんかは雪…

ヤッテヤルデス

スポーツが死ぬほど苦手だった。野球、サッカー、バレー、ドッジボール、白玉がいくら気管に入るか我慢比べ、といった球技は勿論、水泳、スキー、鉄棒、縄跳び、跳び箱、白玉を亀頭そっくりに彫刻刀で削り美術の先生にベニヤ板でぶっ叩かれる、といった学校…

MORE!MORE!MORE!

モップ掃除が好きだった。しかし、「モップ掃除が好きだった」と一言で言っても、聡明な読者の方々はまさか本当に「モップ」で「掃除」する事が「好きだ」だとは思わないし、そういう単純な捉え方はしないのかもしれない。 例えば「普段は普通の人間の様に暮…

メランコリー夏の排尿

出不精で面倒臭がりで飽きっぽいので、何かしらの習慣を身に付けた事が無い。Twitterも2年続いているが、あれも前頭葉を通さず人にどう思われるかという事も気にせず、それでいて全く誰も得をしないことなので、例えば「習慣」であったり「趣味」のカテゴリ…

無理な言い訳

「働く」という義務がある限り、まるで楽しみという物が社会に人質に取られているかの様な感覚を覚えるが、「君たちは完全に包囲されている!」と労働が立て篭もる小屋に拡声器で叫んでもみても、「労働の義務容疑者」は降伏してくるどころか、益々頑なにな…

未来という街角で会おう

「未来の自分」を想像するのが子どもの頃から苦手だった。今となっては「就活に失敗したから」「フリーター生活ももう1年になるから」「辛くなると水で薄めた氷結グレープフルーツ味を泣きながら何ℓも飲むから」などなどの理由で「未来」という物に自分は苦…

本気でとかそういう

本気と書いて「マジ」と読む、なんて良く考えたらおかしくありませんか?本をどう読めば「マ」と読むのか?気をどう読めば「ジ」と読むのか?そしていつの間に、16bitしか容量の無い私の少ない語彙にすんなり入って来て、何をすんなり私は「マジで!」とか発…

本当の逆の本当

よく仮病をする子どもだった。仮病を1度でもした事がある方々には分かって貰えるだろう、体はいたって元気なのに学校を休めるという快感。心配してくる家族に感じる罪悪感。「皆が体育の時間にマラソンをしている中で、僕は家でごきげんようを見ているんだ」…

変化球しか投げない

「変なヤツだ」と言われても全く嬉しくなくなったのはいつ頃だったか。「変わったヤツだな」と人に言える人間は「この人ともっとお近づきになりたい」からそう言うのでは無い。「自分より下の位置に属する人間が出て来たぞ」という「ああ見下せるヤツが出て…

不毛な大地にひとしずく

日々、邪魔だと感じる物を遠ざけるだけの生活を何十年も続けている様に感じる。なすがままに、あるがままに。世間の流れに身を任せる様に生きていたいとは常日頃思うが、「変わっていく」とは一口に言っても、それが「外から」の変化であればまだしも「内か…

貧困率を下げろ

皆さんご存知で今更言う事でも無いかもしれないが、体が貧相だ。「中肉中背」が霞んで見える。今の身長が大体175cmくらいなのだが、多分生きていて55kgより体重計の針が向こう側に行ってくれた事が無い。どんなに食っても全く肉が体に付いてくれない。生きて…

反論の余地

物事には「方向」という物がある。 こちらに向かってくる物、こちらが投げかける現象、または全く関係の無い方向に向かって行く事柄。形ある物も、そうで無い物も。この世は発信される何かと、受け取る何かで溢れている。例えば、道路標識の様に個々人から発…

もう帰らせて下さい

「認知する」という事の重要さ、重大さに人間は常日頃から苦しめられている様に思えます。目も向けたくない真実、何としても認めたくない、という逃避、そして自らに容赦なく降りかかる「責任能力」という4文字。「保留という選択肢が選べる」という事の有り…

乗り乗られ

「金・車・女・ノリの時代が、遂にやってきてしまうのでしょうか・・・」と不安になる程「ノリ」が生きる為の重大要素として捉えられている昨今、皆様いかがお過ごしでしょうかと聞かれれば、私は大変生き辛く感じています。 アホの様にアホの言う事に全乗っ…

念!

自分が特別な人間だと思い込み、その「自分が特別な人間だと思い込む事」自体がごく一般的な思春期の人間の思考だった、と気付いた時の落胆で色彩感覚が死んでもう5年は経っただろうか。特別に憧れ、特別に絶望する。自分なんて何も出来ないただの人間だ、と…

抜き足差し足

「子供は残酷だ」とは良く聞くが、逆に「人間は残酷だが子供は別」と信じられるその前頭葉が私は信じられない。人間は元々残酷に作られた生物だと感じるし、「子供」という、一見大人から見れば劣る様な存在である入れ物が時折見せる、その黒い横顔を「未熟…

肉から始めるエトセトラ

肉が好きだ。死んだ牛や死んだ鳥や死んだ豚の肉が好きだ。私はあまり裕福とは言えない家庭に育ったが、炭酸飲料でお腹を膨らませる事で満腹感を捏造する様なド貧困の家では無い、つまり中流家庭の家に育った(と思う)ので何かしらの肉が2日に1度、食卓に出て…

無くなる意思

「存在」というのは実に不確かな物だ。 「そこに今いる」という事だけでは、第三者が「それを存在として認識する」という理由には、とてもじゃないがなり得ない。それが目に見えない「気持ち」なんて言う物だったりすれば尚更である。居ても居なくても良い様…

ともすれば変わり映えは無く

「普通に生きていれば友達は出来る」という様な価値観は唾棄すべき思想だ。どこからが友達でどこからがそうでないのか、そんな自問自答はまず面倒なので考えたくも無いし、そもそもそんな事で悩む様な年でも、もう無い。しかし友達の多さがその個人の価値と…

手ぐすねを引く負のオーラ

「自分と向き合う」という事が人間が成長していく為の必須科目の様に思われて久しい。 自分の心という「原点」に立ち帰る事で、社会という物と関わり合う事で磨り減っていった「自分の気持ち」をもう一度思い出したり、目を逸らしていた辛い事や苦しい事とも…

辛い人生に生きる君たちへ

私は辛い人生を書いてきた。 もともと文字を書くのが好きなのである。りょうしん(お父さんやお母さんのことですね)を愛するようにして、暗いかこをひっしにびか(じしょでしらべましょう)してきた。 「せいしゅんとは何ですか?」と君は聞くかもしれない…

魑魅魍魎で視界撹乱

精神からも出血があればとっくの昔に出血多量で死んでいただろうな、と思う。しかも僕は産まれてくる時に「血液型を親が病院で聞いてくれなかった」派の人間だったので、輸血も無しであるのは確実だ。 人間創生時の「心に血を通わすべきでない」という神会議…

多数決の結果が保留

人間、必ずしもお互いを知り尽くすという事をせずとも友達や恋人といった特別な関係になれる訳ではある。そういった他人の「まだ知らない部分」「暗い部分」があるからこそ、関係を継続出来る様な所があるのではないだろうか。「誰かと一緒にいる時間は1人で…

「ソイ・ラテで」でさえ恥だ

誰しも、余り触れて欲しく無い話題というのは持ち合わせている物だとは思う。そういった所で「空気を読む」ことで上手く会話のリズムを紡いで行き、雰囲気を作れるのがスマートな人間、モテる人間の必須条件になるのだろうが、では果たして「大抵の過去がト…

世界と始まりが終わり

生きるのが大人になるに連れ辛くなっていくというのが人生である様だ。悲しい事、辛い事、嫌な出来事は毎日当然の様に僕らの生活に無差別に降りかかってくるし、そういう時に限って「タイミング」という物が合わなかったりする。それに加えて厄介なのは大人…