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X-ミッション

2016年新作映画

恥も外聞も無く2月3月に見た新作映画の感想です。

オタクなので映画に点数を付け出しました。

 

Xミッション

 

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あらすじ
パトリック・スウェイジキアヌ・リーブス主演、キャスリン・ビグロー監督による1991年の名作アクション「ハートブルー」をリメイク。サーフィンやスノーボード、モトクロスなどを用いたエクストリームスポーツが多数登場し、トップアスリートたちの生身のスタントによって迫力のアクションシーンを創出している。元アスリートの若きFBI捜査官ジョニー・ユタは、エクストリームスポーツのカリスマ、ボーディが率いる超一流アスリート集団への潜入捜査という指令を受ける。ボーディ一味には、そのスキルを駆使した前代未聞の犯罪を実行している疑いがあった。命がけで潜入に成功したユタは、ボーディが犯罪の首謀者なのか、その証拠をつかむために捜査を続けるが、命知らずなアスリートたちと行動を共にするうち、ユタとボーディとの間にも信頼と友情が芽生え始める。

 

eiga.com

 

 

★★☆☆☆


どういうつもりだったんでしょうか…?(★は5つ満点です)

 


映画でも何でもそうですけど、「想像してた話と違った」っていう事って、結構あるじゃないですか。イヤ、別にそれ自体は全然いいんですよ。『観客の想定を超える=面白い映画』なのかって聞かれれば、決してそういう訳ではないですよね。予告編でストーリーの8割くらいが分かってしまうタイプの映画だったり、主人公が絶対最後に生き残る雰囲気がメチャクチャ漂ってくる映画が全部面白くない、訳ないじゃないですか。「ホラーを見に行ったつもりが全然怖くなくてどちらかと言えばアクション映画だった」だから「面白くない」ってのは暴論なんですよ。だから映画の感想として「思ってたのと違った」っていうのは、ちょっと変なんですよね。
そんなのアレですからね、「俺は例えAVでも女に中出しさせてそれを喜んで撮影するなんて、倫理的に許される事ではない!不快で仕方ないんだ!」って怒りながらメチャクチャ勃起してるくらい前提がおかしいんですよ。

 

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中出しAVに怒りながら勃起してる男性の画像が見つからなかったので(何がガラパゴス社会だ)代わりのミル貝の画像です

 


で、本作ですけど。思ってたのと全然違う!っていうか、違いすぎて何を言ってるのか全然理解が追いつかない!

 

どこで楽しんでいいのかが全然分からない映画でした。
今年に公開された映画で『ザ・ウォーク』っていうのがありましたけど、『X-ミッション』と『ザ・ウォーク』って、報酬の無い命がけのパフォーマンスを何故、嬉々としてやれるの?っていうかそれやる意味あるの?っていう『理由』が問われる題材なのは同じなんです。
ただただパフォーマンスを何の感情も込めずに並列に見せていくっていうだけじゃ、映画にする意味ってあんまり無いじゃないですか。それぞれがぞれぞれなりの「命をかける意味」を見出すっていう所が、こういう作品における醍醐味になるし、その作品しか持たない色にもなるんだと思います。


『ザ・ウォーク』ではそこを「意味なんてのはやった後に誰かが後付けする程度の物でしょ!」っていう開き直りが解答になってるんです。また、それを若かった頃の思い出っていう所に着地させる事で「意味の無い事に解答を求めない」っていう解答その物を『青春の1ページ』みたいに扱ってたのも凄く良かった。「やりたいと思ったからやった」っていう理由を、最初から最後までリスペクトし続けた所が『ザ・ウォーク』にしか持ちえない色になっていました。


で、そういう秀作を見たばかりという事もあって、『X-ミッション』では、どこに意味を持たせるのか?そこにどういう物語があるのか?っていう所で楽しみにしていたんですが、かなり序盤で「意味」は明かされます。それっていうのが、まあ簡単に言ってしまうと「悟り」的な?「人類の根源みたいな大きな力と一体となる」的な?そういうスピリチュアル的な展開が2時間続きます。

 

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スピリチュアルやね。

 


僕はもう個人的に『占いとかお告げで人々大慌てパターン』とか『神的な存在に導かれて救われるパターン』とかちょっと、っていうかかなり苦手で、そこに物語の推進力を持ってこられるのはかなりキツかった。
しかもその「自然と一体になる」っていう理由も、犯人グループたちが自分たちの都合のいい様に捻じ曲げていて、アクション映画には最低限必要な「主人公にとっての討つべき相手と討つべき思想」が成立してないんです。2時間かけて、主人公が「あいつらのやってる事は犯罪なんだけど、でも…でも…うん…分かるけど…」ってグズグズしてる合間に人が勝手にドンドン死んでいく、コレのどこで面白がればいいのかマジで分からなかったです。そういう、主人公が殆ど抵抗できないし、しないっていうのが、イマイチ物語に乗り切れない要因になってます。

 

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「抵抗もしないし、できない主人公」の画像が無かったので、画像は「抵抗もしなかったし、できなかったミル貝」です。

 

スタントなしを銘打ったアクションが、そこにドラマを一切感じない「スタント無しを銘打ったアクション」以外の何物でも無くて、本当に残念でした。

 

 FBIの作戦本部も公民館の視聴覚室みたいな所に8人くらいしかいないし、「犯人グループはどこに消えたんだ!」「ヤツらは8つの場所で悟りを開こうとしている。ここまでの6つは下に降っていくヤツばかりだったから、7つ目は上に登るだろう!とすればココだ!」「お前頭いいな!」(みんなでアマゾンの川を下る)とか頭悪すぎるし、「自然最高!って言ってキャンプしてワハハした半日後に完全武装して銀行強盗してたりしていて、細かい所から一番大事な所までもうグッチャグチャでした。

 

 

物語の着地も結局「犯人グループの狂信的な思想に影響されて思想の為の人死を肯定して、実際に犯人グループの親玉が死ぬのを指を咥えて見るだけ見て最後マジで何もせず帰る主人公」っていうメチャクチャ後味悪い結末で、胸糞悪かったです。あとエンドロールが15分くらいあって長い。

 

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ミル貝の画像探して上げた方が面白いんだよな…

 


ヒロインと主人公の会話で、ヒロインの冒険家だった父親が捕鯨船に「鯨殺すの辞めろや!!」って捕鯨船の前に出たらそれに巻き込まれて死んだっていう顛末をヒロインが語って、主人公に励まされるっていう場面あるんですけど、ヤバいですよ。

主人公「でも、お父さんは勇敢だった。意思というのは何よりも強い」
ヒロイン「でも捕鯨船の方が強いわ」
主人公「…」

笑わせるつもりで撮ったんだよな…??

 

 


ミル貝 さばき方1

 

 

 良かった。

 

 主人公陣営は特に何も出来ず、っていうならコレもそうなんですけどね。

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 ミル貝。

お刺身用 黒ミル貝1kg 加工済み

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