2017年新作映画ワースト5

2018年が始まって3週間ほど経とうとしていますが、2018年も新作映画はすでに公開されていますが、2017年新作映画ワースト5です。

 

今年は新作映画を90本ほど見る事が出来ました。地元唯一の映画館は週2本くらいしか新作が公開されないので、新潟の奥地でこのペースはかなり頑張らないと無理だったのですが、かなり頑張ったので見られました。来年は100本行きたいです。新潟を離れて。

去年は見た新作映画は50本前後だったので「ベスト50+ワースト1」という事で、全てに順位を付けてレビューを書いていたのですが、今回は数を絞ってトップ20とワースト5という事で発表していきたいと思います。面倒なので。

参考までに2016年の新作映画のレビュー記事です。家のパソコンが壊れて泣きながらネットカフェで書いていた記憶があります。なんで俺が金を払って「第48位!」つって面白くもない映画の感想を書かなければならないんだ?という気持ちで。

 

 

では5位から。

 

 5位 メアリと魔女の花

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「メアリと魔女の花」予告

 

ワースト作品って事で5本挙げるんですが、5本の中で一番印象が薄い作品です。この映画って、他の有名作品の"っぽさ”の積み重ねでしか無かった感じがあるんですよね。ジュブナイルっぽさ、ジブリっぽさ、ハリポタっぽさ、魔女の宅急便っぽさ、で、肝心の本編は何を語ってるのかっていうと、特に何も無い。とりあえず自分で広げた風呂敷を何とか畳もう畳もうと頑張ってる合間にいつの間にか上映時間終わってました、みたいな。

そもそもの発端も、結局は主人公が自分で自分のケツを何とか拭くだけの話なんで、彼女にとって何が困難で何を克服して結果彼女の何が成長したのかもよく分からないんです。コイツ、最後「もう魔法なんか必要なくても私は生きていけるんだ!」っていうお題目で大ボスを倒すんですけど、その倒し方が「他人に魔法を使わせて勝つ」なんですよ。お前それマジで言ってんの?イヤお前がいいならいいけど…俺もう帰るし…。

全体的に見ても同じ所を行ったり来たり行ったり来たりしてスマートな作劇とは言えないし、ご都合主義だけが目立って見えました。スタジオポノック第1作って事ですけど、この出来で本当に心配になる感じです。この辺は「ザ・マミー」のダークユニバースとも被ってますね。

 

 

4位 DESTINY 鎌倉ものがたり

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わざわざ見に行く俺も悪いんですよ。やっぱり。ただ俺は山崎貴は無理だしこれから先一銭も払いたくないという意思がより強固になった、そんな感じの1本でした。イヤ、きっと見に行った俺が悪かったんですよ。俺のせいです。俺のせいで負けた。

 

一番印象に残ってるのは、高畑充希の可愛らしい挙動と、堺雅人の楽しいオーバーアクトっぷりでした。劇中でも散々年の差離れてない?って言われてましたけど、高畑充希演じる亜紀子 が23歳という事は大卒で出版社に入社して研修受けて作家の担当になってから、マジで数カ月で結婚してるっていう普通に考えたら「早まるな!」ってパターンなんですが、ちゃんと夫婦に見えたし、お似合いの2人って感じはあって、ここは好意的に見る事が出来ました。


ただ好意的に見ても良かったと思えたのってそこくらいで、他は全部キツイ。1個1個のエピソードが物語の着地へと収束していく事も無く、ただ単純に画面を滑っていくような感じにイライラしてしまいました。

 

特にキツかったのが、終盤のラスボス戦。「人間が転生する際に捨てられた”業”が意識を持った怪物」VS「想像力を武器に運命の人を救おうとする作家」という構図は、自分には「私たち(映画の作り手側)」VS「1個も映画を監督した事も無いような想像力のないくせに”私たち”の作品を批判し足を引っ張る事だけに躍起になってるバカ」の様にしか見えなかったです。死者の国の造形もラスボスが逃げる夫婦を追いかけるカットとかもモロに千と千尋の神隠しで見たその物でしかなくて、ここもマジでがっかりした所です。

 今作には奥様が参加されているのかは(面倒で調べたくないので)分かりませんけど、メチャメチャ良い役者たちを使って最終的にやった事は山崎夫妻の120分弱のノロケだと思うと、オーイオイオイという感じですね。「気持ち悪さ」だけで言えば今年ワーストかもしれません。

 

 

3位 名探偵コナン から紅の恋歌

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「名探偵コナン から紅の恋歌」予告

 

もうこの辺のヤツはマジで辛かった作品ですね。コレ多分俺が一番最初に気付いたヤツだと思うんですけど、映画ってスクリーンの端の方見てると映像を見なくて済むんですよ。そんな感じです。

とにかくもう、作り手側の意識の低さ、ストーリーテリングで楽しませる気の無さが良く分かる映画でした。コナン映画って本当に久々に見たんですが、今こんな事になってるのかと愕然としてしまいました。

 

まず、作劇が物凄く不細工なんですよ。110分くらいの1本の映画で「爆発」→「ヒロインが建物に取り残される」→「主人公たちが助ける」っていう長尺の下りが序盤と終盤に2回もあるのがまずありえない。一応は推理モノっていう体なので犯人をミスリードさせたりっていうのもあるんですけど、物語始まって10分で主要登場人物全員使ってやけに説明口調な長セリフだけで伏線を沢山張ってって、中盤終盤で「まさか、あの時の!」みたいな伏線回収をするっていうやり方も、ちょっと考えられない。

 

一応子供向けの映画じゃないですか。「名探偵」らしさを義務のようにとりあえずこなして、後は好き勝手爆発とか火災とか、楽しげ~な感じをやってるだけでした。作ってる方の物語で面白くさせる気の無さ、どうでもよさが直に迫ってくるんで、見る気がドンドン無くなってくるんですよ。

 

一応去年の超名作の「ちはやふる」の影響があったのか、百人一首がテーマになってるんですけど、特に題材に興味も無かったらしくて、百人一首の楽しさ難しさを伝える気はさらさら無し。いつの間にか始まって、いつの間にか和葉が百人一首メチャメチャ強くなってて、いつの間にか終わってました。不誠実極まりないアレですよね。マジで。これが百人一首じゃなくて指相撲とか膣イキ我慢大会とかでも物語的には一切変わらないです。

 

結局は内輪ウケさえしておけばOKというか、決まりきった関係性の仲で延々と終わらないキャッキャウフフを見せられてる感じが物凄く辛かったです。地獄の2時間。次回作以降ずっと「煉獄の〇〇」ってサブタイトル付けてほしい。だって終わらない地獄だから。まあでも、それがみんな好きなんでしょ?なんとなく頑張って、なんとなく新一と蘭、平次と和葉の関係性が怪しくなるけど、なんとなく元鞘に収まって、で2時間終わればそれでいいんでしょ?こんな作りでシリーズ歴代で一番良い興行成績出てんだから、それこそ俺の知らない所で死ぬまで延々やってて下さいよ。マジで。

 

 

面白かった所。あります。「京都」とか「嵐山」とか、舞台となる土地にコナンたちが入ると毛筆で書いたようなフォントの立派な字幕が入るんですけど、何故か夜、急にコナンたちが泊まる建物が大写しになって「ホテルニューオータニ大阪」って字幕がメチャメチャ不自然に出てくるんですよ。エンドロールでしっかりホテルニューオータニ、協賛に入ってました。最高。プラス5点。この5点があったので3位でした。良かったですね。

 

 

2位 氷菓

「氷菓」の画像検索結果

 


映画「氷菓」予告編

 

そんな感じのヤツです。

原作の古典部シリーズの中でも実は一番地味な話な訳じゃないですか。「氷菓」って。それに付随する折木と千反田の出会いのシーンも、原作通りの展開を実写でもそのままやってるんで、劇場版を見る事で「あっアニメでもこの2人が知り合うシーンって違和感そういえばメチャメチャあったんだな」って後から気付く感じもあったんですけど。(だって動いて喋る千反田えるが超美少女だから)

 

この話の一番の肝って「誰もが憧れる”青春”の裏には、何かとてつもない恐ろしくて汚らしい物があるんじゃないのか?」っていう所に、登場人物も、見てる読者視聴者もだんだんと気付いていくっていう所だった思うんです。華やかな学園生活の裏で起きた人間関係のいざこざを、主人公である折木が若干の痛みと後味の悪さを持って解決していく、っていうのがこの古典部シリーズの大まかな流れだった訳じゃないですか。もっと掘り下げていえば「夢も破れ、裏切られ、誰をも信じる事が出来なくなった"どん底"のタイミングこそ、人ひとりの人生において一番輝く事の出来る周期の最初の1歩目なんじゃないのか」みたいなのを、個人的には米澤穂信の全作品に感じてる所でもあって。

ただ、この映画にそういう「原作のテイストを2時間の劇場版の中に」とか、そういうリスペクトは殆ど無いです。ただ最初のエピソードをなぞっただけ。

 

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広瀬アリスのキャスティングっていうか、彼女の撮り方も最悪なんですよ。

古典部が集まって千反田の屋敷で推理大会を披露する場面でも、折木が諦めかけてしまってチラッと千反田の方を見ると、マジでゾッとするくらいの虚ろ目で画面のこちら側を凝視してきたりとか、どう考えてもホラー映画みたいなアプローチで広瀬アリスを写してる場面があって。監督の安里麻里がホラー畑出身だから、っていうのは単純すぎる解釈ですけど、資質に見合ってない人選だったとしか思えないです。

プラス、この映画での一番の欠点は、個人的には関谷純に実体を与えすぎてるっていう所にあると思ってます。原作でもアニメでも、関谷純が当時、沢山の人間の思惑に踊らされ続けた結果、一体どういう心境で学校を去る事になったのか、というのを最後まで明かさなかった訳じゃないですか。そもそもそれが千反田の折木への依頼だった訳で当然といえば当然なんですけど、関谷純が本当に感じていた事、思っていた事とは何だったか?っていうのがこのエピソードの興味の持続だった訳です。そして最後まで”仮定"でこの話が終わるからこそ、ある種の薄気味悪さが個人的には凄く新鮮だった。”青春”に正体不明感を感じるって、あんまりない経験で。

 

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ただ、この実写版では、関谷純役に本郷奏多を当てていて、彼に沢山芝居をやらせちゃってるんですよね。回想シーンも結構長い尺があって、本郷奏多が酷い目にあってあってあいまくってションボリしながら校舎をフラフラする回想シーンが入って、それで最後に「関谷純は本当に英雄だったのか・・・?本当に胸を張って学校を去ったのか・・・?」って大真面目に折木が考えるんですよ。イヤ俺知ってっから!!あいつマジで凹んでるの俺見てっから!って叫ぶでしょ、こんなの。

で、最後のオチが折木のモノローグで「青春といってもほどほどにしておかないと誰かが傷つくかもしれないからバランスを考えよう」とか言って終わるんですよ。いい加減にしろ。こういう地味な作品の中での唯一の興味の持続のポイントであったこの部分に、もう少し気を使って欲しかった。

全共闘時代の回想シーンなのにどう見ても現代っぽい作りの家屋が何度も映っていたり、当時の街並みを再現できないからなのか画面いっぱいに映したグラウンドを本郷奏多が歩いてるシーンを何度も何度も使い回してたり、撮ってる方の目が死んでる感じが伝わってくる作品でもありました。1本の青春映画、ミステリー映画としても食い足りない、2017年の広瀬アリスを記録しておくっていう意味でのアイドル映画としても不出来、(そういう意味では突っ込みどころもメチャメチャあったけど、主演へ向けた作り手側の愛情という意味で「君の膵臓をたべたい」の方がずっとアイドル映画として完成度が高かったと思います)正直実写化した意味を全く感じられない1本でした。

 

 

 

1位 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

 

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今年のアニメ作品での最下位は「名探偵コナン から紅の恋歌」と迷ったんですが、コナンの方は内輪で延々と終わりのなくキャッキャしてる感じが虚無…だったんですけど、今作はそれに加えてすごく不快なメッセージが強くあったので、こっちかなって感じでした。見る前はかなり期待していた分もあって。確実に狙いに行ってる座組じゃないですか。脚本に大根仁川村元気も総指揮に入って、声優に若手トップ俳優の2人使って、唯一(シャフトで大丈夫か…?)っていうのはありましたけど、最低でもちゃんとまとまった良い映画にはなるんだろうな、くらいには思うじゃないですか。

 

原作は岩井俊二監督の中編作品。こちらもアニメ版を見た後にレンタルで鑑賞したんですけど、こちらは良い意味で「小さい作品」になっていて、面白かったです。

 

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1993)」の画像検索結果

 

あくまで主人公の「あの時、あの手を引っ張っていればな…」っていう妄想としての別時間軸の話っていう感じで、つまり「主人公の脳内での話だから、一見ありえない様な展開でもアリになって、カメラに映る全てが劇的な瞬間になってる」っていう解釈もできる、幅のある作品になってるんです。登場人物たちが小学生っていうのも、「女と歩いてる姿なんて見られたら恥ずかしい!」っていうのも微笑ましく、楽しく見られて。そして、彼らが彼らなりに、今の自分たちで”出来ること”と”出来ないこと”に意識的にも無意識的にも自覚してるっていうのが、個人的には凄く胸に刺さって。

僕らはまだ子供で、こんな足掻きも何の意味もないかもしれないけど、でも、今目の前には僕がいて、彼女がいて、この瞬間こそが全てだと心の底から信じられる、そんな刹那的な想いがひしひしと感じられる傑作だったと思います。なかなかレンタルショップでも置いている所は少ないんですけど、是非こちらは見てほしいです。本当にいい映画なので。中編だからすぐ終わるしね。

で、この良い原作を2時間、しかもアニメーションにするに当たって、どういう味付けをしていくのかっていうのが、このアニメ版「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の肝だった訳なんですが、出来上がった物は本当に「原作と同じセリフをアニメ版でも言わせる」程度のただの"要素"だけを抜き取った、マジで空っぽな作品でした。

 

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所謂タイムリープ物になる作品です。

夏、高校生、そしてSFっていったら俺は平成のガリガリオタクなので「時をかける少女」がすぐ出てくるんですけど、今作が少し変わってるのは「主人公がこれまでのタイムリープした時間軸の記憶を引き継げない」っていう点があります。

主人公はヒロインとの"運命”を変えるために謎のガラス玉の力を使って何度か時間軸を行ったり来たりするんですが、その力を初めて使用したシーンでも「アレ!?今何が起きた!?」と戸惑う訳でもなく、この能力に気付いて自発的に運命を変えようと動いてる様にも見えず、ただ単純に「好きな女がそうしたいらしいから」というだけで、なんか凄く受動的なんです。で、マジでそのまま最後までそのテンションで終わるんですよ。

せっかく「ある夏の日、彼女のために時間を超えて戻ってきた」っていう面白くない訳がない設定があるのに、ただただ別時間軸の上手くいかなかった話を並列に見せていくだけで、タイムリープ物ならではの楽しい所が殆どないんです。

 

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しかも俺、この映画の本当に嫌いな所なんですけど、主役の2人にマジで好感を持てないんですよ。一応、ヒロインとの駆け落ちを成功させる為にタイムリープが繰り返されるんですけど、コイツらの一応の障害って「母親と再婚相手が追いかけてくるから」なんですね。それを振り払うためにタイムリープをしている。

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ただ、この前の自宅のシーンで、母の再婚相手はなんとかヒロインと打ち解けようとコミュニケーションを取ろうとするシーンがあるんですが、それを何の理由もなく「ただ気に入らないから」ってだけでヒロインが再婚相手を無下にする描写があるんです。「もっとお前が受け入れようと努力しろやボケ」ってどうしてもなる。女子高生だった時期がない俺としては。

主人公も、同じ相手を好きになってた親友を、物凄く雑に扱って傷つける描写が沢山入るじゃないですか。ちょっと前もって一言いえばなんとかなりそうな所でも、わざわざ抜け駆けみたいな事をしていて、結局この2人が「周りの人間に気を使えないヤツらだから」「周りの人間なんでどうでもいいと考えてるヤツらだから」っていう風にしか見えないし、目の前の問題を先延ばしにしたいがためにタイムリープを使うんで、全然物語に乗っていけないんですよ。こんなヤツらの物語マジでどうでもいいわボケとなる。

 

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そんな自分勝手な2人が、最後まで自分勝手なままで終わるラストの展開も本当に酷かった。

結局この映画は何が言いたかったかというと、「自分たちの都合さえ良ければ他の人間にどう思われようが関係ない」っていう、物凄く子供染みた自分勝手な所に収束していくんです。ヒロインを心配していた母親たちの気持ちは嘘偽りない愛情からの物だと思うし、自分を心配して気を使ってくれた親友の気持ちも本物だろうし。

実写版にあった「悲しくもあり寂しくもあるけど、確実に未来へ広がっていく終わり方」とは真逆で、アニメ版の主人公2人はこの夏の不思議な1日を通して、何を知って、何が成長したのか、そして何を選び何を諦めたのか、とかは何にもないんです。

ただただ、皆に迷惑かけても自分たちさえ都合のいい世界に閉じこもっていればそれでOKという、本当にしょうもない90分の長編アニメ。冗長すぎて退屈、中高生向けアニメとしてもすごく不快で空っぽなメッセージ、夏休み映画としても、お祭りが舞台なのに花火会場にも花火大会当日の最寄の駅にも電車内にも人影一切なしで盛り上がりも同じく一切なし、良い所を無理やり挙げると主題歌と広瀬すずの演技くらいって感じです。脚本も酷いし何よりシャフトが酷い。

 

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という事で、2017年の個人的ワースト映画は打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?でした。菅田将暉の顔にはなりたい。

 

次回はTOP20位からの超面白映画の記事を更新したいと思ってます。ここの5本の20京倍面白い作品ばかりなので、皆さんもう今読んだ文章は全て忘れるか、「こんなゴミみたいな映画も見て偉いなあ」と俺を褒めて下さい。以上です。

 

*1:「友達に見つかって追いかけてくるから」っていう理由もあるんですけど、高校生が女と一緒にいるからって、何人もの男がそいつら2人を延々と長い距離追いかけたりします?しかも主人公2人が電車に乗ってるのを見たってだけなんですよ?踏切で待ってたら2人が電車内で座ってるの見えたから「コラー!」つって一駅分の距離を走って追いかけるって、マジで狂人でしょ…。