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気付いたけど、私の初めての彼女って桜咲刹那だったんじゃないか?

「初めて」というのは記憶に残りやすい物で、初めての恋、初めての彼女、初めての子ども、初めての結婚うんぬんを忘れてしまう人はまずいない。それが過去になってしまえばなってしまう程、頭の中では美化されてしまうのだから尚更である。

 

 

ただ、人生の指針として心に刻んでおくべき思い出というのは確かにあるが、それにこだわり過ぎて現在を疎かにしてしまっては元も子もない。私の初めての恋は高校生の頃で、あんなに恋に生きた日々は私の人生を振り返ってもあの頃しか無かった。彼女は妹の友達で、初めて知り合ったのも妹を介しての事だったが、今では妹も彼女の連絡先を覚えているかもどうか怪しい。あんなに輝いていた「今」も、その他大勢と同じく、例に漏れず「遠く昔のこと」に、いつの間にかなってしまった。

 

 

 彼女の姿は今でも瞼に焼き付いている。私を「先輩」と呼ぶ声が今も耳に残っている。私はプールに飛び込み、彼女を抱き上げる。「先輩…」「七崎!」彼女が何よりも大事なのに、私は彼女から全てを奪うとしている。そしてきっと彼女はそれに応えてしまう。それでも、私は選択肢を選ぶ。今思い返しても不思議なのは、彼女と喋る時はいつでも左上にパラメータの様な不思議なアイコンが見えていた事だった。彼女が喜ぶとハートマークが増え、逆に機嫌を損ねると消える…。七崎との記憶も、何故か私たちの仲が絶頂期にあったはずのクリスマスでブツリと途切れているのも不思議だ。何か忘れたい様な出来事が私たちの間に起きたのかもしれない。もしくは恋愛というのはゲオの買取価格*1に左右されてしまう物なのだろうか?

 

 

確かにあの時が私の人生の絶頂期にあったと胸を張って言えるが、このままズルズルと過去の恋愛を引きづったまま生きてしまうと、秒速5cmメートルの終盤みたいに、踏み切りを渡りきる度に昔好きだった女の影が後ろにいた様な気になる精神疾患になってしまう。

 

 

ただ「都内で在宅勤務」にはかなり惹かれるが、車で踏み切りを渡った直後に後部座席に七崎が立っているのがチラっとでも見えれば、私はこの世の全ての朝の登校中の小学生を轢く自信がある。そしてその日の昼のニュースに「小学校まで50m…助けて!の悲鳴 自称橘純一を名乗る男性 (27)、小学生轢き殺す」として報道され、アマガミは漫画ゲームアニメの全てが日本中から回収され発売中止、発売元のエンターブレインからは訴えられ、母は示談金の為に週5から週6にパートを増やし、私はfallout4をゲオに売り、その号のファミ通では磔にされ、紙上ではお馴染みのあのキツネに全ての指と爪の間に釘を打ち込まれ、血の涙を流す姿をデフォルメされた私がファミ通表紙を飾る事になるのだ。あまり「初めて」にうつつを抜かし過ぎていると、きっとロクな目に遭わない。

 

 

「初めての彼女」と同じくらい記憶に残っているのは、「初めてパワプロで作ったオールAの選手」だ。記念すべきAAAAAはボストロームという黒人選手だったが、守備位置がキャッチャーだったので、私のサクセス選手だけで作った【北朝鮮ショウチャンズ】の3番スタメンだった『桜咲刹那 捕 ABDAA 弾道3』を愛着もあって意地でも使い続けていた。しかし中学生のころに野球部でピッチャーだった阿賀くんと自宅でパワプロで遊んでいた時、後ろで見ていた妹に「リョウくん *2ネギまのキャラ使ってるーーーー!!!!」と叫ばれた時から、ボストロームがスタメン落ちする事は無かった。

 

 

…アレ?今書いて気付いたけど、私の初めての彼女って桜咲刹那だったんじゃないか?中学生の頃はネギま脳内連載漫画の執筆に夢中だったし*3*4そんな気がしてきた…。ただ彼女との記憶も、マガジンでネギまが後ろの方の掲載になるに連れて段々と薄れていった。何か忘れてしまいたい様な出来事が私たちの間にあったのだろうか?もしくは恋愛というのは掲載順によって左右されてしまう物なのだろうか?

 

 

 

 

記憶がない。

エビコレ+ アマガミ特典なし

エビコレ+ アマガミ特典なし

 

 

 

記憶がない。

 

 

*1:2200円

*2:私の本名です

*3:半身サイボーグの傭兵であった私。京都編の序盤にネギまチームと対立するんだけど、実は2重スパイで最後の最後で桜崎刹那を庇って身体の8割は崩壊。廃棄処分寸前だったがネギ先生とみんなに助けられ、麻帆良大ロボット工学研究部と超鈴音の世話になりながら以来ちょくちょく麻帆良中に出入りする様になる

*4:殺してくれ