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モップ掃除が好きだった。しかし、「モップ掃除が好きだった」と一言で言っても、聡明な読者の方々はまさか本当に「モップ」で「掃除」する事が「好きだ」だとは思わないし、そういう単純な捉え方はしないのかもしれない。



例えば「普段は普通の人間の様に暮らす『私』は実は実は魔物討伐専門の国家組織に属するエージェント。突如空中が開く事で異世界から侵略して来る異性人(通称「モップ」)から街を守る為、人の目に付かない様に、日々ビニール傘を水属性のガンブレードに魔力で変幻させ、討伐の世界に身に置く生活、死が身近に感じるからこそ生を実感する事が出来る、そんな生活が堪らなく好きだ」という意味での『モップ掃除が好きだ』という意味に感じる人もいるかもしれないし、「私自身が教室の床に押し倒され、モップの様に横たわり、それから同級生達に蹴り飛ばされ、笑われ、教室の隅々にまで這いつくばる様に移動させる事で埃まみれにさせる酷く残虐なイジメ。そんな行為が行われているのかもしれない、しかし女子たちにそんな風に虐げられるならば、私はおちんちんが大きくなってしまうよ」という意味での『モップ掃除が好きだ・・・好きだ!』であると考える人もいるかもしれない。
はたまた「とある平日の朝の一風景、ガラガラと教室のドアを開けてみると出迎えるのは『オイ大変だぞ!』という小林くんの焦った様な一声。聞いてみると小林くんと同じ団地街に暮らす中田くんがベッドの下にあったエロ本が母親の掃除の際に見つかってしまい大問題、小林くんのお母さんと仲の良い中田くんのお母さんは近所のお母様方による井戸端会議でこの案件を大発表、すると感化されたお母様方の(ウチも徹底的に探してそういう教育上よろしくない物を排除しなきゃ!)という声を下校中の小林くん盗み聞き大慌て、近所に住む私もコレは例外では無く、否応も無くこの戦いに巻き込まれていく事になったのだった、この極秘ミッション『モップ掃除』に抗う術は、我々には果たして存在するのか・・・」という意味での『好きだったあの本も、名作も、モップ掃除で今はもう・・・』という風に勘ぐる人もいるかもしれない。




もしかしたら「所詮は低所得者の書く文章、誤字という可能性お充分にあり得る」と考える人間もいる可能性もある。「毎日の畑仕事にも老体に鞭を打って日々頑張るおじいちゃん。しかし彼の体はもうとっくに限界を迎えていた。『明日の朝は待ちに待った収穫の日だ。だから絶対に明日は外に出なければならない。コレをお前に託す。明日の朝、必ずコレを私に貼り付けるんだ。』『うん分かったよおじいちゃん!』しかし当日、目を覚ますともう既に昼過ぎであった。急いで外に出てみると、そこには冷たくなったおじいちゃんと、当日貼ることの出来なかった昨日の薄汚れた湿布が、彼の体には張り付いたままになっていた・・・さようならおじいちゃん、あなたのナスとキュウリは私が引き継ぎます」という意味での「モップ掃除」で無く『湿布掃除』だったのでは?と感じる人もいた可能性もあるし、または「生まれつき人には特徴という物がある、性格であったり、身長であったり、顔の造形であったりする。それは身体的な特徴という事も含まれるのだろうけど、こんなに大きかったら僕に合うブリーフはどこにも売ってないよお母さん・・・」という『コップ男児』だったのか?と気付く人もいたのかもしれない。




『湿布掃除』『コップ男児』『でん粉法事』『ポッピンレンジ』『トッピングペンチ』などなどの話がしたかったのかな?落ち着いてそういう話を書いて欲しいな?と勘繰った方々。私が言いたいのは「あなたが落ち着いて下さい」であるし「病院に行って下さい」でもあるし「モップ掃除の話が書けなくなったのはあなた方のせいです」という事でもあるという事。私は普通にモップ掃除が好きだったという話です。「どんな話にもオチを求める様な風潮は何なのですか?単純な話をしてはいけませんか?」と声を荒げたい所ではありますが、ザッと読み返すと湿布掃除もコップ男児も相当単純な話であったので、喧嘩両成敗という事でもう不問にしておきましょう。単純な話最高。