12/9 デス・ストランディング

休み、だったが他店舗から商品の移動を頼まれて結局職場に顔を出す。メンバーになっているdiscordの映画サーバーで「ドクタースリープ」が話題になっている。今月はまだ映画館に行けていない。今年の映画ベスト20くらいの記事もちゃんと書いておきたい。

 

デス・ストランディング。80時間くらいプレイしてるがまだ終わらない。ストーリーそっちのけで各地にジップロックを建設したり好感度を上げたりでウロウロウロウロしてるせいもある。

革新的なゲームだと思う。単純な娯楽性でいえば、例えば『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『レッド・デッド・リデンプション 2』には遠く及ばない。個人的にもここ数年でベストのゲームはBotWで揺るがないが、デス・ストランディングは何よりシステムが革新的だ。一般的なオープンワールドゲームは、例えば1000のイベントがあらかじめ用意されていて、その分母から1ずつイベントを消化していき、シナリオクリア等を目指していく。デス・ストランディングはここが違う。他プレイヤーが残していった梯子、ロープ、看板といった”痕跡"が、唯一無二のドラマを生み出している。無理して重量多めの荷物を背負って渓谷を横断していくミッション。「もうダメだ、いくらなんでも無謀だった」と諦めかけたその時に、どこかのプレイヤーが残していった目的地までショートカット可能なロープが出現する。かと思えば、痕跡頼りで適当にフラフラ出発すると、本当に何の助けも見つけられずに大きく大きく遠回りしたルートを歩かされる。

”イベントの消化”という一方向のベクトルしか持っていなかったこれまでのオープンワールド系のゲームにおいて、デス・ストランディングはプレイヤー自身がゲーム内のイベントを”増加”させる事が出来る。自身の行動が他プレイヤーの突発的なイベントを持たらす要素になり得てしまうという点において、どこか頭打ちであったオープンワールドというジャンルに新たな風穴を開けた作品である事は間違いない。

思えば、そもそも「メタルギア」シリーズから始まった”ステルスアクション”というジャンルも、スペックの関係で銃弾が四方八方に飛び交う派手な戦場アクションゲームが実現不可能という所から生まれた苦肉の策だったらしい。メタルギアがそうであった様にこれからのオープンワールド系の作品においても、デス・ストランディングの良い所を上手く使ったゲームが増えてくるかもしれない。正直ファミ通が40点満点を付ける様な100人が遊んで100人が面白がれるゲームでは絶対無いが、業界が新たなフェイズに入っていく(かもしれない)記念碑的な作品として、チェックしておいて損はないゲームだと思う。

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