2018年新作映画ベスト20(11位から20位)

2018年も終わり、新しい年が始まってしまいました。鑑賞本数は今年公開された新作映画は121本、旧作映画は51本の計172本でした。やっぱり映画館に行かないと映画見るのサボってしまう所があって、強制的に映画を見るしかない施設に行くのは有効だって事ですよね。俺は本当に映画を好きで見てるのか、こうなってくると微妙な感じはしてきますけど。去年に比べて新作映画は30本ほど多くみる事ができたので、今年はランキングで取り上げる映画をベスト20とワースト10の30本と、少し増やしてみました。

 

 

因みに去年の新作映画ベスト1は「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」。ワーストは「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」でした。去年の詳しいランキングを見たい方はこちらから。

 

 

 

 

 

では早速、ベスト20から。

 

20位 search/サーチ

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やっぱり「映画ってまだまだやれること沢山あるんだな…」っていう事ですよね。一番身近だと思っていたはずの存在が、いざ何か起こった時に始めて「イヤ俺、娘の事何も知らなかったわ…」と愕然としたりって、意外に俺たちの日常でもあったりする事だと思うんですよね。娘の手がかりを掴むために片っ端から娘のSNSアカウントを辿っていく過程も、イチイチ投稿数が明らかに少なかったり、フォロー数の割にフォロワー数が明らかに少なかったりを事細かに見せたりっていうのは、こういうPC画面だけで進行していきますよ…っていう前提があるからこそ可能だった演出ですし。

 

画面映像を凝視せざるを得ないからこそ見てる我々はハッと息を飲む演出もちゃんとありますしね。出来の悪いミステリー映画、サスペンス映画って、後出しジャンケンみたいに、核心に迫る小道具とか犯人が仕込んでいたトリックとかを急に終盤になって回想って形で見せてくるっていう所があると思うんですけど、今作もまあゼロでは無いんですが、この手の色物にしては相当頑張っていたと思いますし、個人的には2018年を代表するミステリー映画として挙げたいって気持ちが強いです。

 

出来れば映画館のスクリーンで見てほしい作品なんですよね。大きい画面だからこそ「あッ、ああ~~~!!!」みたいに驚ける展開がメチャクチャある映画なので。

 

 

19位 カメラを止めるな!

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みんなが「面白い」と言ってる映画を俺が「面白い」と言って一体何の意味があるんだっていう感じの映画ってあるじゃないですか。それです。友達が多い映画なんでちょっとアレかな…と思ったんですけど、今年の邦画を代表する作品なのは間違いないので、記録としてこの順位に入れてみました。

 

もう多分日本人口16京人中16京人見てるとは思うんですけど、コレを読んでるあなたがミーアキャットを主食としたアフリカ人の可能性もあるので、詳細は伏せてきます。良かったですね。ひとつ言いたいのは、頼むからYouTubeとかで予告編を見るのは辞めてくれってヤツです。俺は見てしまったので…。

 


18位 君の膵臓をたべたい

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 去年公開された「君の膵臓をたべたい」の劇場アニメ版が今作です。個人的には実写版も悪くは無かったのですが(2017年の浜野美波を切り取ったアイドル映画という点で)、アニメ版の方がよりコンパクトになっていて、その分この作品の"芯"がハッキリしていたと思います。

 

この作品って結局は難病モノの括りに見える訳じゃないですか。好き合った同士の片割れが病気で、"死"を通してお涙頂戴の展開をしつつ生き残った方の主人公の健気さでオチに向かっていく、みたいな。ただこの作品がそういう「恋空」的な(俺は恋空マジでこういう時の為にちゃんと見てますからね!!!)展開と少し違うのは、"死"をもう少し俗物的にというか、誰の身に起きてもおかしくない物として扱ってる所にあると思うんです。だからこそ、取り残された側の主人公が「もう少し生きるという事に真剣に取り組む」っていう過程が見てる方としても身に迫って感じられる。この作品の醍醐味は難病モノでありながら、死を美化していないっていう所にあると思うんですよね。

 

見た目よりも結構絡め手というか、実験的な事をやってる映画って気がします。実写版ではその過程が主人公が高校生から30代くらいの大人になるまで引っ張れられるので、少し主題がブレた様な所があったと思うですけど、この作品では主人公の人生のたった数カ月に起きた出来事に収まっているので、そういう面でも見やすかったっていう所はありますね。

 

実写版であまり上手くいかなかった所をアニメ版では回収、改善されているという所でも志の高い作品だと思います。実写版とアニメ版の合間が狭すぎた所もあって「1年に1回も同じ話見たくないんですけど…」と感じるのは凄くよく分かるんですけど、それでももうちょっと話題になってもいいのでは…と思えるくらいの良作なので取り上げてみました。

 

 

17位 いぬやしき

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監督は「アイアム・ア・ヒーロー」の佐藤信介です。俺は今作で完全にこの監督のファンになりました。まずVFXがこれまでの邦画では見た事がないレベルでメチャメチャ良い出来なんですよね。ハリウッドにも引けを取らないアクションシーンを見せてくれたってだけで、もう大満足でした。

 

キャスティングも文句なしだったんですが、特に佐藤健の凄まじさですね。「何者」で大学生役をやらせるですら『ちょっと…』と思ったんですが、今作では高校生役ですからね。どうなるのか見る前はかなり心配だったんですけど、大きな力を得たが故に破滅に向かっていくダークヒーローを、悲しく、それでいて美しく好演していて、コレは全然大げさではなくて、これから公開される映画も佐藤健が出演していれば彼を見る為だけに映画館に行く価値はあると思います。どうも俺は感情移入できる悪役がいると、もうその映画をメチャメチャ好きになってしまうんですよね、ミヤネ屋再現シーンとか、街中での大虐殺とか、正直胸がスッとしました。

 

脚本もすごく良かったと思います。犬屋敷と獅子神、2人の主人公がそれぞれにどういう風に力を使い、彼らは何を変え、そして変えられてしまったのか。彼らは何を信じ、そして何に裏切らてしまうのか…という"対比"の描写が秀逸でした。原作にはなかったラストシーンが本当に素晴らしくてね。それでも彼の中に最後まで残ったものを象徴するような終わり方で、このシーンだけで俺は泣きました。犬屋敷が家族にとことん邪見に扱われながらも、それでもその力を無関係の誰かのために使うシーンも、獅子神との対比がある分、涙腺をジワッとさせますし、思ってた以上に泣かせてくれる映画でした。邦画でこういう系統の映画は若干舐められがちだとは思うんですけど、想像以上な完成度の映画だったので、是非たくさんの人に見てもらいたいです。

 

 

16位 ミッション:インポッシブル フォールアウト

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俺、前作の「ローグ・ネーション」がメチャメチャ好きなんですよ。お馴染みのテーマ曲が流れるまでの最初5分も良いんですけど、何よりラスボスの倒し方が最高で。映画館で「イエーイ!!!バーカ!!!」って叫びそうになった経験ってあんまり無かったんですよね。

 

2018年、一番どうかしてる俳優は誰かっていったら、確実にトム・クルーズです。出来るだけスタントを使わずに自分自身で走るし、転がるし、ぶら下がるし、運転するし、骨も折るし。CGやスタントに頼らないからこそ、トム・クルーズの映画でしか見た事がないようなアクションシーンが、今作にも山ほどあったりします。ストーリーは正直大したことないっていうか、過去5作とほぼ同じです。IMFが存亡の危機に陥って、何とか状況を打破しようとイーサン・ハントが単独行動を開始するも、それこそが敵の罠で裏切り者に仕立て上げられて…っていう、若干の誤差はありますけど同じ話を毎回毎回やってるのがこのシリーズなんですよね。

 

ただ、やっぱりその中で「お前今何してんの!?」って思うようなこっちの度肝を抜く様なアクションシーンをちゃんと提示してくれてる訳じゃないですか。パリの街であんなカーアクション、バイクアクションって見たことなかったですし、ジャケットにもなってる終盤のヘリでのアクションも、もうね、バカですよ。本当に。俺たちが見てたのはアクション映画じゃなくてドキュメンタリー映画だったんだな…と、ここで皆が気付いたと思います。俺たちはトムが60近くなっても劇中では30代後半のおじさんの設定で動き回って、そして400回死にかけながら映画に出てくれることに感謝しないといけない。一応この順位だと上にも何本かアクション映画はあるんですけど、ドキュメンタリー映画という括りであればブッチ切りで今年1位です。トップガン早く見せてくれ!トム!!頼む!!!

 

 

15位 恋は雨上がりのように

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今年は去年に比べて邦画に良い作品が多かった印象です。もちろん「万引き家族」とか、世界中の賞を採りまくってる作品があるっていう所も勿論あるんですけど、こういう小粒な原作の小粒な実写化がメチャクチャ面白かったりすると、凄く嬉しくなるんですよね。

 

監督は「帝一の國」の永井聡。漫画原作の映画化って、10巻20巻にも渡る内容をその作品が一番訴えたかったことを抽出して抜き取って更に2時間以内でまとめないといけないっていうのがあるんで、合う監督合わない監督が絶対いると思うんですけど、この監督は帝一も含めてその手の名手って感じがしてきました。小松奈々演じる女子高生のあきら、大泉洋演じる(45歳の冴えないおじさん呼ばわりされてましたけど、大泉洋だと結構イケてるおじさんって感じはしましたよね)ファミレス店長の近藤、この2人のギャップみたいな所で進むラブコメディがベースにはあるんですが、何より俺が心に残ったのが、作り手側の目線が"この2人の人生をちゃんと肯定する"という点にあるんです。

 

自分の人生の大事な一部分だったと思っていた物に裏切られた、という接点を実は持っていた2人が出会い、そして互いを癒していく過程を通して、17歳の女子高生にも、45歳のバツイチのおじさんにも、等しく人生という物が続いていくというのを物凄くポジティブに描いてる。2人がそれぞれの友人と再開を経て、自身が好きだった物にもう一度向き合っていく…という過程を見せてく描写が本当に丁寧でした。好きなものから逃げる、諦める、という事すらも人生の一部として肯定してくれている風に感じられて、俺はこの辺がたまらなく好きです。

 

何より、この映画から人間賛歌みたいなのを感じたんですよね。女子高生とおじさんのそれぞれの人生に、好きなものはあったし、それに挫折もしたし、でも何とかもがきながら生きようとしてる。"端正"って言葉が凄く似合う映画でした。

 

 

14位 イコライザー
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「舐めていた相手が実は殺人サイボーグだった」モノの金字塔、ぼくらのイコライザーが帰ってきました。今作でもデンゼル・ワシントン扮するロバート・マッコールがチンピラやらボンボンやらのクズ人間たちに正義の鉄槌を下していく様を見るだけでも楽しいんですが、個人的には「何故この作品の続編を制作したのか?」の答えが特に中盤以降に盛り込まれているのがとても好きで、意外に脚本がよく出来てるなという印象でした。

全編通して「絵」というアイテムを提示してきたのが秀逸でした。マッコールが美術学校に通ってる若者に、『既存の絵の上から新しく上書きする工程においては、書く前に一度真っ白に塗りつぶしてからの方がキレイに仕上がるんだ』っていうアドバイスをするシーンが序盤にあるんですけど、このセリフこそがマッコールという人間の過去と未来を示唆していたっていうのが後々になって分かってくるんです。

 

終盤にマッコールが昔の同僚の家を訪ねるシーンがあるんですが、ここはこれまで主人公だったはずのマッコールを完全に狂人として描いていて、1作目と2作目中盤までの『殺人エンタテイメント』から、『人を殺すこと以外に人生に選択肢が無かった人間の恐ろしさと悲しさ』っていう方に映画の風向きがグッと変わっていくんです。マッコールも自分の人生を肯定したいが為に、必死に己の宿命と抗っている。終盤のマッコールとラスボスの最終決戦における展開も素晴らしくて、嵐の中で何が何やら分からない中、どちらかが善か悪なのか、そもそも人間は善悪で区別を付けられる生き物なのか、全てがカオスに陥っていく。終わり方でマッコールが最後どうなったのかを明確にしない辺りも大好きで、彼の人物像にグッと深みを与える2作目だったと思います。

 

監督のアントワン・フークアもデンゼル・ワシントンも、これまで続編映画には携わってこなかったんですけど、1と2でマッコールの光と影を表すという所で「続編を作る意味」を見出した様に感じます。オタク大好き粉塵爆発もやってくれますし。マジですべての映画に粉塵爆発出してほしい。

 

 

13位 15時17分、パリ行き

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イーストウッド、来年にすぐ新作が公開されるみたいなんですよ。マジでとんでもないペースなんですけど、「グラン・トリノ」が映画を見るキッカケになった人間としてはもう本当に3ヶ月に1本のペースで映画撮ってほしい。実は今作も思い出深い映画で、何がっていうと公開日の17時15分の回に見られたんですよ。15時17分パリ行きを17時15分の回で見る。多分スーパーコンピューターならエラー多発でぶっ壊れてるでしょうね。

 

実話ベースがこの所続いてるイーストウッドですけど、今作は最近の中だと一番"どうかしてる"映画なのは間違いなくて。主演も実際の事件に巻き込まれた青年たちで、事件が起きた列車の中のエキストラも実際にその列車に居合わせた人たちらしくて、見る前は「え、じゃあコレを映画にする意味は!?」ってなったんですけど、やっぱりね、ありましたね。意味。

 

イーストウッドは元々リアリズムを追及して続けていた監督だったと思うんです。「許されざる者」での西部劇の闇みたいな所から始まって、「グラン・トリノ」でも「アメリカン・スナイパー」でもなんでもそうなんですけど、暴力の渦に巻き込まれることの悲惨さ、そしてそこに自ら飛び込んでいく人間の愚かさみたいな所を、少し突き放した所から描いているのが特徴だと思うし。じゃあそのリアルはどこまで追求できるのかっていう実験場がここ何年かの作品になってるんですね。

 

リアルを追及しすぎていて終盤の終盤まで「よく知らない若者たちの超豪華なホームビデオ」であったりするんですけど、趣味だったり進路だったりからなる彼らの人生における選択を平行して見せていくのがその終盤でハッキリと意味を成す、という作劇はやっぱり今までのどの映画でも見た事がない感動がありました。脚本に全くの隙のない話も好きなんですけど、見終わった後に「…え、コレ何!??」って二日くらい引きずる映画も好きみたいで。物凄く実験的な映画ではあるので、一般的な"良い映画"を求めるとかなりケガをする感じはあるんですけど、俺はメチャメチャ好きです。さっき予告編見直したんですけど、あの3人が一緒にいて、テロ犯に立ち向かっていくの見ただけで涙腺がもう緩んでます。

 

 

12位 悪女

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監督は「殺人の告白」のチョン・ビョンギル。「殺人の告白」も相当変な映画でしたけど、今作は輪をかけて変です。変2乗。

 

ストーリーはよくある愛憎劇とメロドラマって感じなんですが、とにかくアクションがメチャメチャに凄まじい。趣向を凝らした撮り方、見てるこちらが度肝を抜くアクション、そのアイデアの豊富さに圧倒されっぱなしでした。序盤始まって早々に始まる長回し風のPOVアクションがまず素晴らしい。全編主観映像のみで構成されたロシア映画「ハードコア」と「アトミック・ブロンド」のハイブリット版って感じがして、50人くらいのチンピラを撃って切って踏んで投げて殺しに殺しに殺す、この掴みの冒頭だけで「コレはこれからとんでもない物を見るんだな…」ってイキそうになってました。

 

続くバイクチェイスをしながらのCGを使っていないのが信じられない日本刀アクションや、半裸になってからの痛々しさと激しさがひしひしと伝わってくるナイフアクション。ウェディングドレス姿でスナイパーライフルを構えるシーンとか最高でしたし、あとはなんといってもクライマックスのバス殴り込みシーンですよ。斧を片手に血まみれ&血まみれ、激しさの権化がここにはあった。

 

過去と現在を行ったり来たりする作劇なんですけど、見てて俺も「アレ?今どういう事になってたんだっけ?」って混乱する所も多々あったりしてストーリーテリングが凄く上手いっていう映画では無いんです。ただ、多分もう何年も忘れなさそうなシーンが多すぎるので、この順位にしてみました。

 

 

 

11位 映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~

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幸か不幸か、「オトナ帝国」と「戦国大合戦」の2本と延々と比較されてくシリーズなんですけど、この2本の純粋な面白さとはまた毛色の違った楽しさがある映画でした。実は今作を「カンフーボーイズの終盤の展開を超えるヤバさがこの映画にはあったのか?」っていう所で、今年のランキングを決める上で基準にしていました。それだけこの映画の終盤って強烈で、今でもあの下りがもう少し長かったら俺は狂ってたかもしれません。

 

クレしん映画なんですけど、個人的には今流行りの「ヒーローの相対化」がテーマの1本だったと思ってます。「完全なる力を持った"善"とは、"悪"とどういう違いがあるのか?」みたいな、DCユニバースやらMCUとかのアメコミ映画で延々とやってるアレなんですけど、それをクレしんでやるっていうのがまずクレバー。で、その答えのない問いを、クレヨンしんちゃんっていう物語だからこそ出来る"家にあるちゃぶ台全部ひっくり返しました…"みたいなオチを提示してきて一件落着させてる、っていう所がマジでヤバイんです。どんなアメコミ映画にも出来ない芸当を、この1本が可能にさせてしまってる。ヒーロー相対化映画の批評っていう面が凄く強い映画だと思います。

 

ぶっちゃけアメコミ映画もシリーズ長すぎて飽きてきちゃってる所もあるじゃないですか?そりゃ面白いから見るけど、正直いつ終わってもらっても全然いいよ…みたいに霹靂としてる映画ファンも俺以外に絶対いると思うんですけど、そういう人にこそ今作を見てほしいんです。善の相対化っていう根源的な問いに、「もうそういうのどうでもいいし、もう少し人間の善性を信じてみてもいいんじゃないの?」みたいな、基本ケツ出して踊ってる幼児が主役な映画だからこそ提示できるメッセージが俺の心に物凄く響いたんですよね。

 

マサオくんがフィーチャーされてる割にはあんまり目立った出番が無かったり、ヒーローの相対化批評であれば、今作の悪役ドン・パンパンの人間味らしい部分をワンシーンでも描いてくれてたら…という不満点も無くはないです。ただ、そういう所含めてクレしん映画の軽さって感じもしますし、狂気にステータス全振りしてこそこのシリーズってのもあるので、もうこの辺は好みですかね。

askicks1248.hatenablog.com

 

という訳で、以上2018年の新作映画20位から11位でした。

次回は明日、ワースト10の発表です。俺が生きていれば。