ワンダーウーマン

最近髪が伸びてきたんですけど、もみあげで耳の穴を弄るのがまたクセになってしまった。労働中でもずっと耳の穴を触ってるので、軽い自慰をしながら給料が発生しているみたいな感じになってます。夢が叶った。

あ、映画の感想です。下に書いてありますんで。なんか全く関係ない所から記事が始まったし、エロゲ声優の耳穴舐めの吐息強め30分耐久音声がDMM同人から出たのかな?そのレビュー記事かな?と思っていた方、すいません、違います。落ち着いて下さい。オススメあったらコメント欄で教えて下さい。

 

 ワンダーウーマン

ポスター画像

解説
DCコミックスが生んだ女性ヒーローで、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でスクリーンに初登場した、ガル・ギャドット演じるダイアナ・プリンス/ワンダーウーマンを主役に描くアクション大作。女性だけの島のプリンセスだったダイアナが、いかにして最強の女戦士=ワンダーウーマンとなったのかが描かれる。女しかいない島で、プリンセスとして母親に大切に育てられてきたダイアナ。一族最強の者しか持てないと言われる剣に憧れ、強くなるための修行に励む彼女は、その中で自身の秘められた能力に気付く。そんなある日、島に不時着したパイロットのスティーブとの出会いで、初めて男という存在を目にしたダイアナの運命は一転。世界を救うため、スティーブとともに島を出てロンドンへと旅立つ。スティーブ役は「スター・トレック」シリーズのクリス・パイン。「モンスター」でシャーリーズ・セロンにアカデミー主演女優賞をもたらしたパディ・ジェンキンス監督がメガホンをとった。

 

監督 パティ・ジェンキンス 「モンスター」

脚本 ジェイソン・フックス 「アイスエイジ4」「ラ・ラ・ランド(出演)」

制作 チャールズ・ローヴェン

   ザック・スナイダー 「300」「ウォッチメン」「マン・オブ・スティール」

   テボラ・スナイダー 「エンジェル・ウォーズ」「スーサイド・スクワッド

   リチャード・サックル 「アメリカン・ハッスル」「スーサイド・スクワッド

音楽 ルパード・グレグソン=ウィリアムズ「ハクソーリッジ」「ローンレンジャー」

撮影 マシュー・ジェンセン 「クロニクル」「ファンタスティック・フォー

出演 ガル・ガドット 「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」

   クリス・パイン 「スタートレック」シリーズ 「アンストッパブル

   デヴィット・シューリス 「ハリー・ポッター」シリーズ 「ネイキッド」

制作国 アメリカ

上映時間 141分

 

予告編です

上がるテーマ曲です

 

70点

 

DC・シネマティク・ユニバースと呼ばれる世界観を共通とする連作シリーズの第4作目が今作「ワンダーウーマン」です。1作目の「マン・オブ・スティール」から去年の公開だった「スーサイド・スクワッド」まで、ちょっとイマイチな作品が続いていたんですけど、今作は全世界で大ヒットという事で、ようやく爆発した感があります。思えば「バットマンvスーパーマン ジャスティスの誕生」でも唯一よかったシーンってワンダーウーマン登場シーンだったりしてましたからね。絶好調の*1のマーベルと、コレで少し差が埋まったんじゃないでしょうか。

 

 関連画像

っていうかマジでバットマンはワイヤーですぐ避けるおじさん以外に何もなかったですからね

 

ワンダーウーマンことダイアナは、女性だけのアマゾン族が暮らすパラダイス島で生まれ育ちました。とある日、島に戦闘機が不時着します。その戦闘機のパイロットだったスティーブと出会い、ダイアナは彼と共にロンドンへと旅立ちます。

 

画像4

ヒト 

 

原作のコミックが出版されたのが1948年だったのですが、今作の舞台となるのは1918年、第一次世界大戦下にあったイギリスとドイツです。この時はまだ女性に参政権が認められていませんでした。序盤でも、スティーブがダイアナを連れてロンドンの議場へ入っていくと、ダイアナには「お、お、女ァ!!??」「トイレとお間違いになれたのですか!!??」と追い出されるシーンがあります。

この序盤、ロンドンの街並みも楽しいのですが、ダイアナのキャラクター象を浮き彫りにさせると共に、感情移入を促す結構大事なパートになっていると思います。「2017年っていう現代社会に生きる観客である俺」と「社会から完全に断絶されていたパラダイス島から初めて外界と触れ合うダイアナ」を『価値観の違い』という共通項を、コミカルに、そしてテンポ良く見せてくれるので、神様のような存在であったはずのダイアナの人間味が一気に増して、より魅力ある存在として描かれています。

後々にチームを組むことになる役者崩れの諜報員サミーア、「トレインスポッテイング」が未だに強烈な狙撃手チャーリー、物資の横流し兵士にとにかくモテる酋長、そしてスティーブのキャラクター解説を平行に行いながら、現在の情勢を解説していく下りも上手だし楽しいし、やはりこの辺は脚本が良いんだと思います。

 

 「トレインスポッティング 」の画像検索結果

 まだ見てません

 

中盤以降の展開では、スティーブたちがドイツ軍の恐ろしい毒ガス計画を阻止する為に、遂に最前線へと向かっていきます。

ただ、ここでダイアナは、自身の出生にも大きく関わっているらしい軍神アレスこそが人間たちの心を惑わせており、結果人間たちはそのせいで戦争が終結しないのだと主張し、両者が戦地へ赴く理由は若干食い違う事になります。

個人的には、このボタンの掛け違いが最後まで引っかかりました。第一次世界大戦下のロンドン」「未だに認められない女性の権利獲得」というような、歴史の教科書で読んだような事柄が、俺の世界と地続きに繋がっている感というか、作品内におけるリアルさを保障してくれる序盤から中盤にかけての展開と、ダイアナの言う「神さえ倒せば戦争はすべて終わる」という主張に沿った展開が、物語が進むに連れて段々とバランスの悪さ、食い合わせの悪さが目立っていく様な感じがありました。つまり終盤にかけて、急に「この世界に生きる人間たち」の存在感が凄く希薄になっていくんです。

 

人間の善悪ってそんな簡単にひっくり返る物ではなくて、正義と相対するのはまた別の論理における正義だったりする訳じゃないですか。イギリス軍目線から見ればドイツ軍は悪かもしれないけど、ドイツ軍の人間にだって守りたい家族がいて、それを脅かすイギリス軍は人殺しの集団に見える訳じゃないですか。

 

「パワプロクンポケット 正義」の画像検索結果

こういうキャプチャがあると「ソレ」っぽさが凄いですね ソレじゃん

 

ここまで時間をかけてダイアナという神の様な存在の中にある人間性を通して、周囲の仲間たちや社会との出会いや絆を描いていながら、結局は「マン・オブ・スティール」で『どうぞ勝手にやってて下さい』って俺がスマホ弄りながら見てた「神vs神」の人間不在の戦いがまた最終決戦になってしまうんですよ。

で、ダイアナがラスボスをなんだかよく分からん内に倒すと、本当にドイツ兵たちが我に返ったような顔をして晴れやかな顔で空を見上げる…って、どういうつもりなのかちょっと理解できない部分があったんですよね…。なんか噛めば噛むほどだんだんとザック・スナイダー味してきたみたいな。俺がそういう楽しみ方をできていないっていう事なんですけど、人間不在の戦いって、もう自分の姿をどこにも見いだせないんで、勝手にやってくれよ…って、なんか興味が失せてしまう部分もあって。中盤までの展開は素晴らしいんですけど、段々と「ダイアナの神性」といったとっつきにくい部分が終盤で急に全開になってしまって、個人的にはここで乗れなくなってしまいました。

 

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俺もこのポーズで住民税とか吹き飛んでほしい

 

ただまあ、比較的は明るい作品で、笑える部分もたくさんあるので、DCユニバースの中では俺はぶっちぎりで一番好きな作品になった事は確実なので。アクションも、最終決戦以外は良かったですし、何といっても主演がメチャメチャいいですよね。ガル・ガドッド。ワンダーなウーマンにちゃんと見えてました。もうDC作品も続けて3,4作品は見てみようかなと思える感じのヤツだったし、見て損はない映画でした。

 

画像はウィンナーです 食べたいので

 

 

*1:言うほど絶好調か?