パワーレンジャー

土日は大体出勤してるのでもう十何年もニチアサの番組群って見られてないんです。まあでもデカい物体とデカい物体が殴り合いしてれば大抵の映画はメチャメチャ面白くなる事に「キングコング 髑髏島の巨人」を見て気付いたので、合体ロボと怪獣が出てくるなら見ない訳はないでしょ、っていう感じで行ってきました。確か公開週に見てお客さんがまた俺入れて2人で、もうその翌週には字幕版の上映は終わってたんですけど。知らなかったんですけど、どうやら吹き替え版のキャスト見たら沢城みゆきがラスボス役やってるんですよね。ちょっとちょっとって感じですよ。オイどういう事なんだオイ、オタク情報を入れたくれ俺はTwitterでオタクの文字列を見てるのに意味ねえじゃねえかオイ。なんの為に生きてるんだお前オイ。

 

 

 

パワーレンジャー

「パワーレンジャー 映画」の画像検索結果

 

解説
日本の「スーパー戦隊」シリーズを英語版ローカライズしたテレビドラマを、最新の映像技術を用いてリブートし、映画化したアクション大作。紀元前、世界の運命を決める大きな戦いが起こり、5人の戦士によって地球は守られた。そして現代。平凡な毎日を送っていたジェイソンら5人の若者は、偶然にも同じ時間・場所で不思議なコインを手にしたことから、超人的なパワーを与えられる。戸惑う彼らの前に、かつて世界を守った「パワーレンジャー」の1人であるゾードンと機械生命体アルファ5が出現。再び地球を滅ぼすべく復活した悪の戦士リタ・レパルサを阻止するため、ジェイソンたちが新たなパワーレンジャーに選ばれたと告げられるが……。パワーレンジャーの5人には本作がハリウッドデビューとなるデイカー・モンゴメリーや全米ブレイク中の歌手ベッキー・Gら、フレッシュな顔ぶれを起用。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」でBB-8の声を演じたビル・ヘイダーがアルファ5役、テレビドラマ「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストンがゾードン役、「ピッチ・パーフェクト」のエリザベス・バンクスがリタ・レパルサ役をそれぞれ演じる。

 

 

監督 ディーン・イズラライト

製作 ハイム・サバン
   ブライアン・カセンティーニ
   マーティ・ボーウェン
   ウィク・ゴッドフリー

原作 ハイム・サバン 「パワーレンジャー

   東映 「スーパー戦隊シリーズ

出演 デイカー・モンゴメリー

   ナオミ・スコット

   RJ・サイラー

   ベッキー・G

   ルディ・リン

 



55点

 

どうやら1995年と1997年に公開された二部作のパワーレンジャーシリーズのリブート作が今作っていう事なんですけど、アメリカで元々こういう戦隊モノが長年に渡って放映されていた事すらも俺は知らなかったんですよ。1993年からアメリカで放映が開始されたらしいんですけど、その頃って多分俺が一番戦隊モノにハマって毎週毎週見てた時期のはずなんですよね。カクレンジャーとかオーレンジャーとかのその辺。ケイン・コスギの黒レンジャーが大好きだったんでカクレンジャー放映終了からはちょっと熱が冷めて、今度はケイン・コスギ追っかけで筋肉番付にハマる事になるんですけど。アメリカでもついに放映開始!みたいなのどこかで見ていてもおかしくないんですけど、1ピコも記憶にない。まあ小学校に入るか入らないかくらいの年齢だったので脳が死んでたんだと思います。

 

画像8

 

5人の若者がある日不思議な力に導かれヒーローとして覚醒し、地球を揺るがす陰謀に巻き込まれていく…みたいな流れはこういう映画の定石通りなんですが、現代的にアレンジを利かせている点がいくつもあって。まずヒーローとなる5人の人種を白人、黒人、アジア系ってバラバラにさせたり(誰もが感情移入できる、かつ現代的なエンタメの形を目指した結果がこうなった、っていうのは『マグニフィット・セブン』の人種構成もそんな感じでした)俺は自閉症なんだぞ!ってわざわざ言ってくれる登場人物とか、言葉にはしないけどどうやらLGBTっぽいヤツとかも出てきたりしていて、こういうアプローチで5人のヒーローの属性解説をかなり時間を割いていた印象がありました。5部作、7部作を予定しているなんて言葉が制作陣にあったりして、シリーズ化を見据えた上での長~~いブリッジっていう事なんでしょうか。

 

あとはやっぱり、戦隊モノお約束の終盤のデカいアレ対デカいアレに至るまでのシーンは熱いしアガりました。こう、山奥のちょっと拓けた場所で有象無象に湧いてくるザコ敵とそれを蹴散らす5人のレンジャーたちっていう構図を見ると「あっ!そういえば戦隊モノってこういうシーンあったわ!」って、もう何十年も戦隊モノ見てない俺でも思い当たる所があって、なんか懐かしい気持ちになりましたね。ここまで結構アメリカ映画のジュブナイル的な絵作りの多い展開だったので、その分「こういうのが見たかったんだよ!」感を凄く感じました。

 

画像2

 

ただ正直、この終盤に至るまでの展開がどうも一本調子な所があったのは否めないです。見せ場的なシーンが終盤まで殆どないというのもあるんですけど、物語の推進力になっていくはずの「だんだんと勢力を強めていくラスボス」や「シミュレーションによる戦闘で力をつけていくヒーローたち」っていう描写が、映像的に気持ちよくないというか、淡々とシーンを積み重ねていく以上の魅力が感じられないんですよね。彼らヒーローが初めて敵と戦闘するシーンが最後までほぼ無いので、もう少しアクション的な見せ場が欲しかったかな…っていう感じです。

 

画像13

途中で「あと11日しかない!」っていう台詞を入れて時間的な制約がある事を示しているはずなのに、それでもキャラクターの人物紹介を積み重ねていくので、どうしても鈍重な印象は拭えませんでした。時間経過がどれくらい経ったのか?っていう描写もそれ以降全く無いですし、それプラス、ラスボスがどんどん市民を襲撃する事である物質を奪う事でパワーアップしていく下りがあるんですけど、特に見た目も変わらない割にはその下りが3つもあるのって多くないですか?なんかどこ行っても同じ事やってる様に思えて、ここでもテンポの悪さを強く感じました。

 

このメンバー構成って、ブレックファスト・クラブな訳じゃないですか。で、学校でも自分の居場所を無くしてしまったり、居心地の悪さをメンバー皆が感じてる。そういう描写を序盤で丁寧に描くのであれば、例えばですけど敵勢力が学校を襲撃したり、生徒たちの救助シーンを描くことで、クラス内カーストの序列が何かしらの形でひっくり返った事を示す描写が必要だったように思えます。

あのいじめっ子天然パーマやつっかかりブス2人が終盤で「もしかして…こいつ?」みたいなヒーローの正体を疑うことでまた日常に戻ったときに態度が変わっていたりとかで、悪いヤツが悪いヤツのまま終わらない見せ方が個人的には欲しかったなという感じでした。

 

 

デカレンジャーだけあってデカいんでしょうね。

 

 

ブレックファストクラブという映画です。超絶名作。