久々の更新で、今日の記事は何が言いたかったのかといえば、「去年の4月から10ヶ月働いた鉄板を磨く業務を辞めて穏やかな非正規雇用の労働を始めましたよ」だったんだけど、

お酒を飲める年齢になってから、いつの間にか数年経っている。


気が付けば、居酒屋で見かける「お酒は20歳になってから!」や、DVDレンタルショップのアダルトコーナー入り口に掛かった「18歳未満の入場を禁止します」の暖簾に対する異様な恐怖心は、完全に私の中から消えてしまっている。


高校の頃によく通っていたネットカフェで、エロゲ製作会社サイトの入り口にあった「あなたは18歳未満ですか? Yes No」の『Yes』を押した瞬間に、後ろからスタンバイしていた店員が飛び込んできて事務室に連れて行かれるのでは…?親に連絡が行き「あなたの家の子どもがウチでアトリエかぐやナースにおまかせ!のサイトを見ていました」と通報されるのでは…?両親が離婚間近っぽいのに俺がそこに拍車をかける事になるのでは…?と、何度もブースから顔だけ出して周囲を伺いながら、ゆっくりゆっくりマウスを動かしていた事が今となっては懐かしく思える。*1


時効だと思うから書いてしまうが、お酒も20歳になる前に何回か飲んだ事もあった。確か18の時に、友達の家で集まってゲームとかやってる内に誰かが持ち込んで来て、そのまま勧められ…みたいな人生初飲酒だったが、「この世の諸悪の根源は俺だな」と強く思った事は覚えている。生きてきて初めての反社会的行為に、罪悪感と高揚感とがゴッチャになった様な不思議な自分のテンションに、自分で戸惑っていた。
今になって思い返してみると、小学校の頃に当時まだ幼児だった妹の飲む牛乳に死ぬほど砂糖と塩を入れて大ゲロを吐かせたり、真冬に近所の一人暮らしのおばあさんの家に雪玉を投げて窓ガラスに当たったら10点、衝撃で屋根に積もった雪が全落ちしたら50点のゲームとかも平気でやってたので(おばあさんごめんなさい)罪悪感を感じるべき案件はもっとあったんじゃねえかみたいな事は思ったりするけど、いいや。時効だし。


ただ、大人になった今となっては、エロゲサイトやXvideosなんかを見る事に対しては何の感情もないが、飲酒に関してはまだ後ろめたさというか、若干の罪悪感を覚えるから不思議だ。


自慰をして「俺なんかがこんな気持ちいい思いをして…」みたいな事は一切感じないのに、飲酒に限っては毎回毎回、盗んだバイクで走り出してるような…とまでは言わないが、友達から借りたスクーターを残りのガソリン目一杯使った後に給油せずに返すくらいの、または卒業式の日に校舎の窓ガラスに…雪玉を投げて怒ったおばあさんが出てきたら100点のゲームをやってるくらいの罪悪感を未だに(おばあさん本当にごめんなさい)感じてしまう。
自慰の場合はおちんちんとの付き合いが20数年になるのに対して、飲酒はまだ初めて10年も経ってないから感覚が麻痺していない、という事か?よく分からない。『もしかして俺が働いていないからか?』と思った時もあったが、先月から仕事に就いてもキリン生絞りグレープフルーツは美味しく飲めていない。
もしかして、そもそも俺はお酒をあまり好きではないのかもしれないが、「あなたの1時間を750円で買い取ってあげますよ」などと宣っておきながら、ちょっとしたシュワシュワとアルコールの分泌を楽しませる事も出来ない『労働』の人生における貢献度の低さを俺は責め立てたい。久々の更新で、今日の記事は何が言いたかったのかといえば、「去年の4月から10ヶ月働いた鉄板を磨く業務を辞めて穏やかな非正規雇用の労働を始めましたよ」だったんだけど、何か書いてる内に腹たって来たのでこんな記事になってしまった。いいや、時効だし。

*1:高校の頃は家にパソコンが無かったので、親の部屋だけで映ったスカパーで、アダルトチャンネルにチャンネルを合わせた時に見られる15秒のお試し視聴で勃起できなくなると、2次元3次元関係なく何とかして女の裸体を見る為に高校から徒歩で40分かけてネットカフェに行っていました