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「消しゴムに次回のテストで出そうな英単語を書いておく」だった。

ちょっと前からまた50音順で思い付いた単語で連想した事をダラダラと書いている。(書きたい事があったらそちらを書くので不定期だけど)前回は「け」を忘れて「こ」で【子どもの下半身ほどのサイズの巨根なので病院に行くと看護師さんがすぐ取り違えの無い様にと亀頭に名前と誕生日をマジックで書こうとしてきて困る】を書いて1つ飛ばしてしまったので*1*2、戻って【消しゴム】の思い出。


小学生だった頃、練り消しゴムがとんでもなく流行った。


消しゴム本来の機能である「文字を消す」をほぼほぼ無視され、「いい臭いがする」「カラーバリュエーションが豊富」「3年後の卒業文集で『お父さんと一緒に行ったキャンプで大木を切り倒して半日でログハウスを建て、余った木で弓を作り鳥を撃ち落として食べたのが小学生だったころの一番の思い出』と書いて提出する事になる中田くんが【練り消しは煮込めば食える説】を提唱していたので非常食にもOK」と、今思えば「トイレ、そのあとに」とかの芳香剤を学習机に置いて消しゴムを使えばそれで良かったのではないか?と疑わざるを得ないが、そういう不便さが逆にオシャレに感じていた気もする。練り消しでうす〜く消した後に普通の消しゴム使ってたし。
っていうか中田くんメチャクチャだ。「オレンジの臭いがするのならオレンジを原材料で使っているので煮込めば消しゴムが溶けて薄いオレンジジュースが出来る!」っていう理論。バカだ。そして「なるほど!」「筋が通ってる!」と納得する私含めた足が速くなかった男子組。バカだ。


消しゴムで更に思い出すのは、中学生だった頃に通っていた塾。ここの塾教師はとても厳しくて、特に英語を担当していた加藤先生が黒板をぶっ叩くわ教科書投げるわで、ずっとおばあちゃんから「ウチの孫は可愛いからすぐ誘拐されちゃう」と門限を10分遅れただけで警察に電話されそうになるくらい過保護に育てられたお坊ちゃんだった私は加藤先生の授業になると足が震えてしまうくらいに恐ろしく感じた。


更に辛かったのが、加藤先生の英語の授業では、毎回英単語のテストが実施された事。大体全30問くらいなのだが、15問、つまり半分間違えるとその場で立たされ「何故間違えたのか」「何問外したのか」を発表しなければならない。勿論ちゃんと事前に予習してくればそれで済むのだけど、そこは私だ。加藤先生の授業日2日前になれば「明日やればいいや…」となり、授業前日になれば「学校から帰ってきてからやればいいや…」となり、学校から帰ってくれば「塾に行ってからやろう…」となり、30分後には【父が入院して勉強する暇が無かったからです!】と震える足で加藤先生の前で嘘を発表していた。


そろそろ言い訳のレパートリーも少なくなっていた頃、勉強せずに15問をクリアするには一体どうしたらいいか…もう時効だろうから書いてしまうが、私が思い付いたのは「消しゴムに次回のテストで出そうな英単語を書いておく」だった。…そうです。カンニングです。ただ、その時の私はウソがばれたらどうしようとか、皆はちゃんと勉強しているのに自分だけズルしていいのかとかよりも、「もう入院させる家族がいない」で頭の中はいっぱいだった。

 

流石に消しゴムに30個以上の単語を刻むには面積が足りないので、出題されそうな長めの英単語だけを厳選して選んで、シャーペンでグリグリと「e.l.e.p.h.a.n.t」「i.n.t.e.r.e.s.t.i.n.g」と書き込む。立派なカンニングペーパーの完成だ。シャーペンで書くとどうしても薄くなってしまって、完成まで2時間くらい経っていたが、(2時間あるなら普通に勉強できたな、今考えると)コレで長野のはとこを肺炎にさせなくて済む。私は意気揚々と塾に向かった。

それでテストの結果だけど...やっぱり人間、卑しい所があると必要以上に人の目を気にしてしまって、加藤先生がこちらを見ている気がして何度もチラ見していたら、緊張でスペルを間違えて消しゴムをかなり使ってしまって、面積がどうしても足りず、文字を消す時にいつも使ってる箇所に書き込んでしまった単語が「ele…」や「…ting」と掠れてしまい、全く読めなくなってしまった、という。勿論結果は30問中12問正解で不合格。私は「はとこが交通事故に遭いました!」と叫んで教科書を加藤先生に投げられたが、親戚が事故に遭ったばかりだというのに、何なんだその仕打ちは。理解出来なかった。

この後私が英語の授業を受ける度に長野のはとこの家族はあと2回入院し肝炎と盲腸で入院する事になるんだけど、それはまた別の機会に。

 

 

 

*1:ウソです

*2:本当は2ℓペットボトルくらいのサイズです