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インターネットついて


「個人がどの程度までインターネットの力を駆使し、そしてそれを娯楽として楽しんでいるのか」という事を数値化できたとして、それを『インターネット偏差値』として考えてみる。


勿論偏差値なのだから、数値が大きければ大きいほど、(それが社会一般的な価値観とは関係のない所で)その個人の日常はより良い物になっているはずだ。


私が中学高校の頃によくあった「アップロードされたエロ漫画の【次のページ】に繋がるリンクをランキングサイトに繋がる3択のダミーリンクを掻い潜りながら自慰を試みる」なんかは当時の私のインターネット偏差値をきっと3程度は上げてくれたはずだし、「携帯電話を買ったので中学の友達みんなにアドレスを教えたら、15分後に使用できる絵文字が増えるチェーンメールだけが送られてきて夜11時になる」によって数週間ほどインターネットを遠ざける様になった経験は、確実に偏差値を18ほど下げたと思う。私が偏差値47の工業高校に進学する事になったのは、きっとそのせいだ。


Twitterでフォロワーを30000人集めてダ・ヴィンチで連載を持つ」
「ネットで知り合った女と会って後日レイプ被害を訴えられる」
なんかは相当な偏差値の高さが窺い知れるが、今の様にSNSが一般的な物になる前では、どの様にして影に蠢く彼らは偏差値を上げていたのか。


個人的に中学生だった頃から「何となく偏差値高そう」とイメージを抱いてのはオンラインゲームだ。
その中でも強烈だったのは、地元のローカルな電気屋のゲーム売場で永遠にリピート再生されていた『ファイナルファンタジー12』のデモPV。確かβテストすらも行われていなかった初期も初期のPVだった様な記憶がある。


朧げな記憶を辿ってみると、クラスではあまり目立たないあの子が、ふとしたキッカケで始めたFF12にド嵌りし、世界中に友達を作り、学校でもその影響か段々と明るい振る舞いが出来る様になって大団円…みたいな内容のPVだったはずだ。
大体その時期は、一番の友達だと思っていた柴崎くんがカエルの様に掌を床に置く体制になって「キョロキョロするエスキの物真似」でクラスから大爆笑をもらっていたのを見た頃だったので、そのPVは私の「どこか遠くへいきたい」欲を満たしてくれるのに充分過ぎた。
(そのPVを見る限りでは「元友達」みたいなジョブや「カエルの格好でキョロキョロする」のモーションはゲーム内に無い様に見えた事も大きかった)


ただ「キーボードが打てないこと」と「家にネット環境がなかったこと」と「グズグズしてると200人くらいに死ねと言われるのがオンラインゲームと思っていたこと」が理由で、即オンラインゲームデビュー!とはならなかった(3つ目は今でも思ってます)。


ただそれから数年経った頃、高校の友達に誘われて始めた『テイルズウィーバー』というオンラインゲームで私はやっとデビューを果たす事になったのだけど、それも「キーボードが打てなかったこと」と「グズグズしてたから200人に死ねと言われたこと」と「そのゲームではプレイヤーのペットみたいな小動物を飼う事ができたんだけど、105kgある高校の友達のペットの名前が★☆うらら☆★だったこと」が理由ですぐ辞めてしまった。


何となくの恐怖心がまだ残っているのか、未だにダークソウルとかの緩いオンライン要素のあるゲームですら抵抗感を感じてしまう。それもこれも思春期にインターネット偏差値が低いままに大人になってしまったからだ。大体家にPC無いし。


擬似オンラインゲーム風RPG.hackシリーズは全部プレイ済みで、オンラインゲームを題材にしたアニメ、ソードアートオンライン1話は何度も見返す程大好きなんだけれど(でも1話だけだ)、「いざ本格的に!」とはどうしても考えられない。「紹介キャンペーンでデスクトップPCプレゼント、他プレイヤーとのコミュニケーションを取る方法無し、グズグズモタモタノロノロすればする程経験値が溜まり、デブはゲーム内でペットは買えない」みたいなゲームならギリギリ考えるレベルだ。...偏差値上がる要素無いなこのゲーム。