『モグモグGOMBO』に出てきた三角巾着用のほっぺが真っ赤になった子ども

「中学生とはなんて大人な人たちなんだろう!」と小学生だった頃に心の底から感じて十数年経ったが、ふらっとバッティングセンターなんかに立ち寄ってロビーに屯ってる坊主の中学生の集団なんかを見ると「うわ大人だ」と未だに思ったりする。不思議だ。こちとら精通も果たしスネ毛も陰毛も生えに生えた大人であるはずなのに。


思うにコレは小学生だった頃、成長期で縦にも横にも伸びきった中学2年生を見上げて「こんなデカい人間がいるのか…」と衝撃を受けたのが、まだ心のどこかに残っているんだと思う。
私が通っていた小学校はすぐ近くに中学校もあったから(後に私も通う様になる中学校だ)朝の通学路では登校していく中学生を見かける事がよくあった。


彼ら彼女らが着こなす学校指定のジャージ、同じく学校指定の教科書入れの白いカバン、部活動で使用するのであろう肩に担いだ野球道具入れ、自転車登校、ヘルメット…。何でもない1日の朝の登校風景でも、自分とは違う環境に向かっていく中学生の姿に、私は憧れを抱いたのだと思う。小学校の時から不登校気味だったから、中学校に行けば自分は変われるんじゃないか、みたいな願望も少しあったかもしれない。


私は長男で、それに実家も田舎だったから、家族以外の年上の大人なんて日頃はテレビの中でしか見かける事も無い。「現実の大人」の例が、私にとっては「近所の田舎の中学生」しか無かった。結局それも自分が中学生になってみてから「中学生も全然大人じゃない」と気付く事になる訳だけど。


「有名人でいうと誰に似てる?」っていう質問を、中学の友達であったり教室の誰かであったりがしていた時に「自分も大人になったのだな」と感じた記憶もある。
テレビに出てる俳優やお笑い芸人たち『大人』に見てくれが少しずつ近付いてきた事に、何とも言えない感慨を覚えたみたいだが、そりゃそうだ。
小学生にとって「みんなが知ってる同世代の有名人」なんて、『天才てれびくん』に出演してたてれび戦士たちか『モグモグGOMBO』に出てきた三角巾着用のほっぺが真っ赤になった子どもくらいしかいない。(しかも当時はてれび戦士たちもハーフの子どもが結構いた様な気がするから、更に『例として挙げられる顔』が少なかったという事になる。)まあ中学生だから「坊主だったらえなりかずき」か「デブで坊主だったら三瓶」か「メガネだったら秋葉原のオタク」で男子の殆どは例え終えられていたけど。


因みに私が生まれて初めて「顔を例えられた有名人」といえば『先週近所のサティで行われたポケモン大会の優勝者』だ。
本当に大層似ていたそうで、大会に参加していた友達の杉田くん曰く「ポケモンにそんなに嵌っているとは知らなかったから、要らなくなった通信ケーブルを買い取ってもらおうと思った」そうだ。
実際その数ヶ月後に杉田くんとサティに遊びに行った際、たまたま第2回ポケモン大会が行われていたのでちょっと覗いてみると、同世代くらいの中学生が私の姿を見た途端、私の腕をガッと掴んで「前回大会優勝の方ですよね!?」と驚いていた。
その時は何度も「いえ、違うんですよ」と否定しても信じてもらえなかったので、(杉田くんも「通信ケーブルがいらないのならそう言えばいいのに…」と信じてくれなかった)本名も住所も言って何とか別人である事を証明出来たが、後にも先にも有名人に顔を間違えられたのはこの時だけだった。




とびきりえっちな夏

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